Node.jsでHello World

実際にアプリケーションを作成するまえに、まずはNode.jsについて簡単に解説します。 その後、Hello Worldアプリケーションを通じてNode.jsのCLIアプリケーションの基本を学びましょう。

Node.jsとは

Node.jsはサーバーサイドJavaScript実行環境のひとつで、次のような特徴があります。

  • WebブラウザのChromeと同じ、V8 JavaScriptエンジンで動作する
  • オープンソースで開発されている
  • OSを問わずクロスプラットフォームで動作する

Node.jsはサーバーサイドで使うために開発されました。 しかし今ではコマンドラインツールやElectronなど、Webブラウザに依存しないクライアントサイドのJavaScript実行環境としても幅広く使われています。

Node.jsのインストール

Node.jsは多くの他のプログラミング言語と同じように、実行環境をマシンにインストールすることで使用できます。 公式のダウンロードページから、開発用のマシンに合わせたインストーラをダウンロードして、インストールしましょう。

Node.jsには常に2つのリリース版が存在します。ひとつはLTS(Long-Term Support)版で、2年間のメンテナンスとサポートが宣言されたバージョンです。 具体的には、後方互換性を壊さない範囲でのアップデートと、継続的なセキュリティパッチの提供が行われます。 もうひとつは最新版で、Node.jsの最新の機能を使用できますが、常に最新のバージョンしかメンテナンスされません。 ほとんどのユーザーは、LTS版を用いることが推奨されます。Node.jsでの開発が初めてであれば、迷わずにLTS版のインストーラをダウンロードしましょう。 この章では執筆時点の最新LTS版であるバージョン6.9系で動作するように開発します。

インストールが完了すると、コマンドラインでnodeコマンドが使用可能になっているはずです。 次のコマンドを実行して、インストールされたNode.jsのバージョンを確認しましょう。

$ node -v 
v6.9.1

Hello World

まずはNode.jsでHello Worldアプリケーションを作ってみましょう。 具体的には、実行すると標準出力に"Hello World!"という文字列を表示するCLIアプリケーションを記述します。 はじめに用意するのは、アプリケーションのエントリポイントとなるJavaScriptファイルです。 適当なディレクトリにmain.jsという名前でファイルを作成し、次のように記述します。

console.log("Hello World!");

Webブラウザの実行環境では、console.log関数の出力先はブラウザのコンソールでしたが、 Node.js環境では標準出力になります。 このコードは、標準出力にHello World!という文字列を出力するものです。

JavaScriptのコードをNode.jsで実行するには、nodeコマンドを使用します。 次のコマンドを実行して、Node.jsでmain.jsを実行します。

$ node main.js
Hello World!

Node.jsの基本は、エントリポイントとなるJavaScriptファイルを作成し、そのファイルをnodeコマンドの引数に渡して実行するという流れです。 また、WebブラウザのJavaScriptと同じく、コードは1行目から順に実行されます。 これらを踏まえた上で、次のセクションからCLIアプリケーションの開発をはじめていきましょう。

results matching ""

    No results matching ""