=========================================================================== 日本語 TeX バージョン 3.14159, p2.1.5 Copyright (C) 1997, ASCII Corporation =========================================================================== --------------------------------------------------------------------------- ● 日本語 TeX バージョン 3.14159, p2.1.5 について --------------------------------------------------------------------------- * 日本語 TeX バージョン 3.14159 p2.1.5(以下 pTeX)は、TeX を改造して本格 的な商業出版に耐える TeXを開発することを目標にしています。 このバージョ ン(3.14159, p2.1.5)は、日本語 TeX バージョン 2.99 j1.7に「縦組み機能」 を追加した「日本語 TeX バージョン 2.99 j1.7 p1.0.9G」と同等の機能を持っ ています。 * 以前は横組み専用の「日本語TeX」と縦組みにも対応した「pTeX」をリリースし ていましたが、現在は pTeX のみをリリースしています。 したがって日本語化 のバグフィックスはすべて pTeX に対してのみ行ない、横組のみの日本語 TeX に対しては行ないませんので、ご了承ください。 * pTeX は、WEB のチェンジファイルを使って実現されています。現在は、 バー ジョン 3.14159 用のチェンジファイルとなっています。 * pTeX は、現在、SUN Sparc Station で開発、動作を確認しています。 EUC, シフトJIS のどちらか、および JIS コードのファイルを処理できます。 * この pTeX は、次の事項を確認のうえ、ご利用ください。 1. 本プログラムの、日本語化部分に関しては株式会社アスキーに著作権が あります。 2. その使用が直接的な営利目的(例えば、利用者からプログラムの使用料 金をとる等)でない限り、どのような方法、目的で使用されてもかまい ません。ただし、それにより生じた問題に関しては一切、株式会社アス キーでは責任を持ちません。 3. 他者へのコピーは、その行為が営利目的でない場合に限り自由に行なっ て結構です。 4. 本プログラム (日本語化に関係する部分) の改変については自由に行 なってかまいません。 ただし第 3 項については、改変前のものまたは 改変前の状態に簡単に戻せる形で行なって下さい。 改変内容については株式会社アスキーへの通知義務があるものとし、そ の公開については事前の承諾を必要とします。 5. 本プログラムの使用または、使用不能から生ずるいかなる損害に関して も、株式会社アスキーは、一切責任を負わないものとします。 --------------------------------------------------------------------------- ● 必要なファイル --------------------------------------------------------------------------- pTeX をインストールするには、つぎのファイルが必要です。 * ptex215.tar.gz (pTeX ソースファイル) * web-7.0.tar.gz (TeX ソースファイル) * web2c-7.0.tar.gz (Web2c ソースファイル) * texmflib-7.2.tar.gz (TeX ライブラリファイル) * plib-{euc,jis,sj}.tar.gz (pTeX ライブラリファイル) --------------------------------------------------------------------------- ● インストール --------------------------------------------------------------------------- ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ インストール作業をする前に、旧バージョンの TeXシステムのバックアップを取ってください。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ pTeX のインストールは、つぎの順序で行います。 * TeX のインストール - ライブラリのインストール - プログラムのインストール * pTeX のインストール - ライブラリのインストール - プログラムのインストール -------------------------------------- ・TeX のインストール -------------------------------------- ここでは、TeX のインストール方法について簡単に説明をします。詳細について は、web2c-7.0.tar.gz に付属の INSTALL ファイルを参照してください。 TeX のインストールは、以下の手順で行います。 1. texmflib-7.2.tar.gz ファイルを展開します。 /usr/local/share ディレクトリの下に置く場合は、つぎのようにします。 gunzip -cd texmflib-7.2.tar.gz | tar -xvf - -C /usr/local/share 2. web-7.0.tar.gz ファイルを展開します。 /usr/src ディレクトリで作業をする場合は、つぎのようにします。 実行後、/usr/src ディレクトリに web-7.0 ディレクトリが作成されます。 gunzip -cd web-7.0.tar.gz | tar -xvf - -C /usr/src 3. web-7.0 ディレクトリを `web2c-7.0' という名前に変更します。 mv /usr/src/web-7.0 /usr/src/web2c-7.0 4. web2c-7.0.tar.gz ファイルを web-7.0 ディレクトリと同じ場所に展開します。 gunzip -cd web2c-7.0.tar.gz | tar -xvf - -C /usr/src 5. ソースファイルを展開したディレクトリに移動し、configure コマンドを実行 します。 cd /usr/src/web2c-7.0 ./configure 6. make を実行します。 7. make install を実行します。 -------------------------------------- ・pTeX のインストール -------------------------------------- 1. ptex215.tar.gz ファイルを TeX のソースディレクトリの web2c の下に展開 します。次の例は、/usr/src/web2c-7.0/web2c の下に展開をします。 gunzip -cd ptex215.tar.gz | tar xvf - -C /usr/src/web2c-7.0/web2c 2. ptex215 ディレクトリに移動します。 cd /usr/src/web2c-7.0/web2c/ptex215 3. configure を実行します。このとき、端末に出力する漢字コードを指定しま す。つぎのいずれかを選択して、実行してください。 ./configure EUC (EUCコードの場合) ./configure JIS (JISコードの場合) ./configure SJIS (シフトJISコードの場合) 4. make を実行します。 5. make install を実行します。 --------------------------------------------------------------------------- 自動生成される ascgrp, ascii10, ascii36 の pk ファイルを $TEXMF/fonts/pk/<モード>/ascgrp の下に置くようにする場合は、 $TEXMF/fontname/special.map につぎの二行を加えます。 ascgrp ascgrp ascii ascgrp --------------------------------------------------------------------------- ● 問い合わせ先など --------------------------------------------------------------------------- pTeX についてのお問い合わせは、電子メールで www-ptex@ascii.co.jp 宛て にお願いします。 pTeX のホームページ(http://www.ascii.co.jp/pb/ptex)では、バグ情報や インストールのヒント、pTeX で追加されたプリミティブ一覧などを掲載して います。こちらもご覧ください。 ------------------------------------- 株式会社 アスキー 出版技術部 中野 賢 =============================================================== EOT =====