インストールヒントとバグ情報


■インストールに関するヒント

インストールするときの問題や手順などについて簡単にまとめてあります。 参考にしてください。

また、kpathsea/INSTALLにも いくつかの問題に対する対処方法が述べられていますので、 そちらもお読みください。


hints latexのフォーマットファイルを作るときに、 次のようなエラーで終了してしまう(すべてのOS)

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
! You are attempting to make a LaTeX format from a source file
! That is more than one year old.
!
! If you enter  to scroll past this message then the format
! will be built, but please consider obtaining newer source files
! before continuing to build LaTeX.
!
! LaTeX is re-issued every 6 months, in June and December.
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

! LaTeX source files more than 1 year old!.
l.573 ...LaTeX source files more than 1 year old!}

?
! Emergency stop.
l.573 ...LaTeX source files more than 1 year old!}

No pages of output.
Transcript written on latex.log.
make[1]: *** [latex.fmt] Error 1
make[1]: Leaving directory `/usr/local/src/web2c-7.2/web2c
LaTeXのフォーマットを作成するためのソースファイルが古いバージョンです。

CTANサイトのmacros/latex/unpackedディレクトリにあるファイルを、 インストールするマシンの$TEXMF/tex/latex/baseディレクトリに置きます。

CTANサイトの一覧は、http://www.tug.org/ctan.htmlを参照してください。


hints makeが次のようなエラーで終了してしまう(Solaris 2.6, Solaris 7)

make[1]: Entering directory `/usr/share/src/web2c-7.2/kpathsea'
make[1]: *** No rule to make target `../make/*.make', needed by 
`Makefile'.  Stop.
make[1]: Leaving directory `/usr/share/src/web2c-7.2/kpathsea'
make: *** [do-kpathsea] Error 2
GNU make 3.77の問題のようです。つぎのオプションを指定して、 gmake自体を再コンパイルする必要があるそうです。
...
cd glob; rm -f *.o
make CFLAGS='-O -D_LARGEFILE_SOURCE -D_FILE_OFFSET_BITS=64'
cd ..; make
...


hints patchに失敗する(すべてのOS)

ファイルの中身を見て、patchの形式かどうかを確認してください。 たとえば、つぎのようにわけのわからない文字列の並びだったら、 パッチの内容はuuencodeされているということです。
begin 644 pl980413.patch.gz
M'XL("/#%,34``W!L.3@P-#$S+G!A=&-H`-5135/",!`]RZ]8#UPZE*&"V')#
M%$7!+T#1>9=04EIH24V#@(S_W90J(YX\>-`];+*;M_MV\PS#H(D;LB3A27&D
MED4A@_%>1\RH'DNRRF15:X=VK:POCF/G3-/<@7]'.K62G2&-74MCL@I6A381
M49X0>!X+$TX15\QT113QF4I?\M0,0E[;(4KSN7U=10T1K_2,ODIY#@O:55-W
M1/5NH]72SS(6DJE`S(J;HI2*>GZ0D*>[DCYC)A4)CY3/*6ZS'A\<<$I6B>)1
M,8.;/[4M`[Q@.R(:/G>GW7FTKE1*E;=L)9UDDKF*RQX;ACQ+TKH?QUR:+M/?
MH`UU'*.!$YRBB3./CI16RR^=F(8
MPL4('![&\!%@@BE"1)A!(,8S)!(HS/&"!998X76C[D:CS]5^6Z/4V7]2J++M
-_".AW@$*5?^OM@,``)A!
`
end
このファイル(たとえば、sample.txt)からパッチファイルを作り出すには、 つぎのようにします。
  1. uudecode sample.txt …… pl980413.patch.gzが作成される
  2. gunzip pl980413.patch.gz …… pl980413.patchが作成される
最後に展開されたファイルがpatchコマンドで処理をするパッチファイルで、 つぎのように、少しはわかるテキストになっているはずです。
*** jclasses.dtx.orig   Mon Apr 13 16:58:33 1998
--- jclasses.dtx        Mon Apr 13 16:59:08 1998
***************
*** 1,14 ****
  % \iffalse meta-comment
  %% File: jclasses.dtx
  %
! %  Copyright 1995,1996,1997 ASCII Corporation.
  %
  %  This file is part of the pLaTeX2e system.
  %  -----------------------------------------
  %
  % \fi
  %
! % \CheckSum{4404}
  %% \CharacterTable
  %%  {Upper-case    \A\B\C\D\E\F\G\H\I\J\K\L\M\N\O\P\Q\R\S\T\U\V\W\X\Y\Z
  %%   Lower-case    \a\b\c\d\e\f\g\h\i\j\k\l\m\n\o\p\q\r\s\t\u\v\w\x\y\z
--- 1,14 ----
  % \iffalse meta-comment
  %% File: jclasses.dtx
  %
! %  Copyright 1995,1996,1997,1998 ASCII Corporation.
  %
  %  This file is part of the pLaTeX2e system.
  %  -----------------------------------------
  %
  % \fi
  %
! % \CheckSum{4389}
  %% \CharacterTable
  %%  {Upper-case    \A\B\C\D\E\F\G\H\I\J\K\L\M\N\O\P\Q\R\S\T\U\V\W\X\Y\Z

hints make に失敗する(すべてのOS)

使用する GNU プログラムのバージョンを変えてみてください。 バージョンにより、引数などが異なる場合もありますので、 Makefile が必要としているバージョンかどうかをご確認ください。


hints yytextがコンフリクトする(すべてのOS)

    In file included from web2c.lex:4:
    web2c.h:54: conflicting types for `yytext'
    lex.yy.c:524: previous declaration of `yytext'
web2c/web2c/web2c.h の、DECLARE_YYTEXTの部分をつぎのいずれかに修正してください。
    extern char yytext[];
    extern unsigned char yytext[];
    extern char *yytext;
    extern unsigned char *yytext;
どの宣言文を使用するのかは、
    echo %% | flex -t | grep yytext
のように実行し、yytextの宣言部分を探します。


hints hypot() がコンフリクトする(Linux)

make のオプションに「-Dhypot」を指定します。


hints alloca() がコンフリクトする(Linux)

web2c/web2c/web2c.h の、つぎの行をコメントにします。
    extern void *alloca(); 


hints wchar_t がコンフリクトする(Linux with Accelerated X1.2, IRIX)

make のオプションに「-DNO_FOIL_X_WCHAR_T」を指定します。


hints METAFONT のコンパイル(Solaris)

kpathsea-2.6/web2c/mf のMakefile の
    wlibs = -lXt  -lX11 
    wlibs = -lXt  -lX11 -lICE -lSM 
に変更します。


hints make install に失敗する(IRIX, Solaris)

つぎのようにして、makeをします。
    make install INSTALL="`pwd`/install-sh"
または
    make install INSTALL="bsdinst"


hints make installしていてinfoファイルの作成に失敗する(すべてのOS)
    makeinfo --paragraph-indent=2 -I//gnu/gnuorg kpathsea.texi -o kpathsea.info
    Making info file `kpathsea.info' from `kpathsea.texi'.
    kpathsea.texi:435: itemize requires an argument: the formatter for @item.

kpathsea-2.6/kpathsea/kpathsea.texiの435行目をつぎのようにします。
    修正前:@itemize
    修正後:@itemize @bullet
makeinfo (texinfo)のバージョンによるようです。

hints unpack.ins の展開に失敗する

tracefnt.sty に書き込み許可がないと途中で失敗します。 UNIX システムならば、「chmod +w tracefnt.sty」などで書き込み許可を 与えてください。DOS システムならば、「attrib -R tracefnt.sty」などで書き込み 禁止属性をはずします。MS-Windows ならば、ファイルマネージャの 「ファイル」-「属性の変更」で書き込み属性を操作できます。


hints TFM, JFM ファイルがおかしいというエラーが起きる

Winzipなどで lib-6.9.tar.gz や plib-*.tar.gz を展開する場合、 「Options」-「Configurations」-「TAR File LF to CR/LF Conversion」 のチェックをはずしてください。TFMファイルなどのバイナリファイルが 正しく展開されません。そのほかのアーカイバプログラムについても、 同様の機能がある場合は、注意をしてください。


hints フォント(lcircle10.tfm, lcirclew10.tfm) が見つからない

$TEXMF/fonts/public/latex/lcircle10.tfm を lcirc10.tfm に、 lcirclew10.tfm を lcircw10.tfm にコピーするか名前を変更します。 なお、MS-DOSのようにロングファイル名が使えないシステムでは、 展開時に lcircle1.tfm, lcirclew.tfm のようになっていますので、これらを それぞれ、lcirc10.tfm, lcircw10.tfm にコピーするか名前を変更します。


hints LaTeX のファイルのバージョンについて

lib-6.9.tar.gzのtexmf/tex/latex2e/baseディレクトリにあるLaTeX2eは、 <1994/12/01>版であり、pLaTeX2e <1995/09/01>版は対応していません。 したがって、pLaTeX2e <1995/09/01>版を作成する場合は、英語版をインストール する前に、まず texmf/tex/latex2e/base を削除してください。 そして、LaTeX2e <1995/06/01>版をインストールし、 pLaTeX2e <1995/09/01>版をインストールしてください。


hints pLaTeXの展開について

pLaTeXのファイルをplcore.insで展開するときは、必ずiniptexをお使いください。 initexで展開すると、kinsoku.texの漢字コードが二つの8進数として展開されて しまうため、iniptexでフォーマットファイルを作ろうとするときに、 エラーがでます。


hints pTeXとTeXのフォーマットファイル作成について

pTeXとTeXのフォーマットファイルを作成するとき、つぎのように、 「\dump」コマンドの「\」をシェルプログラムに解釈されないようにエスケープを しなくてはいけないことに注意をしてください。
    iniptex tex.tex \\dump
または
    iniptex tex.tex '\dump'

hints 数式ファミリを定義できないというメッセージが表示される

pTeXでは、縦組フォントの明朝、ゴシックで、それぞれ一つづつファミリを定義して います。したがって、AMSなどのパッケージと組み合わせるとTeXの持てるファミリ の数(16個)をオーバーしてしまうため、ファミリを割り当てられずにエラーと なります。

これを回避するには、ptex.tex(jplain.tex)ならば、38行目〜53行目までを 以下のように修正すれば、旧バージョンと同じように使うことができます。

    \newfam\minfam % \min is family 8
    \newfam\gtfam  % \gt is family 9
    %
    \def\mc{\fam\minfam\tenmin}%
    \textfont\minfam=\tenmin\scriptfont\minfam=\sevenmin%
    \scriptscriptfont\minfam=\fivemin
    %
    \def\gt{\fam\gtfam\tengt}%
    \textfont\gtfam=\tengt\scriptfont\gtfam=\sevengt%
    \scriptscriptfont\gtfam=\fivegt
(1995/12/12)

jplain.texを上記の修正を施した内容で配布するようにしました。 (1997/02/03)


hints pTeXホームページから持ってきた、web2c.kpathsea-2.6.helpのパッチを当てると エラーになる。

WEBブラウザによっては、「Save as...」で単なるテキストファイルとして 保存できないものがあるようです。そのため、web2c.kpathsea-2.6.helpを 圧縮ファイルとしました(1995/12/18)


hints フォーマットファイルを作るとき、つぎのようなメッセージが表示される。
    This is pTeX, Version 3.1415 p2.1.4 (EUC) (C version 6.1) (INITEX)
    ! I can't find file `ptex.tex'.
    <*> ptex.tex

    Please type another input file name:

(1995/12/28)

hints platex.dtxを処理すると、つぎのような警告が出力される。
    LaTeX Font Warning: Font shape `JY1/mc/m/sc' undefined
    LaTeX Font Warning: Font shape `JT1/mc/m/sc' undefined
    LaTeX Font Warning: Font shape `JY1/mc/m/it' undefined
    LaTeX Font Warning: Font shape `JT1/mc/m/it' undefined
    LaTeX Font Warning: Font shape `JY1/mc/m/sl' undefined
    LaTeX Font Warning: Font shape `JT1/mc/m/sl' undefined
    LaTeX Font Warning: Some font shapes were not available, defaults substituted.

日本語フォントには、イタリック(it)、スモールキャプス(sc)、スラント(sl)の それぞれの書体に対応するものがありませんので定義していません。 そのため、上記のように、それぞれの書体に対応する書体が未定義という 警告メッセージが出力されますが、エラーでもバグでもありません。 (1996/04/11)

hints pLaTeXやLaTeXの動作確認のため、ltxcheckを処理したとき、 新しくCTANサイトから持ってきたフォントを使っても、 “古いdcフォント”というメッセージが出力される。

各CTANサイトのミラーリングのスケジュールの程度によって、 “古いバージョンのdcフォント”が置かれている場合があります。 そのときには別のCTANサイトから“新しいdcフォント”を入手し、 自分の$TEXMF/fonts/dcディレクトリと差し換えます。
CTANサイトの一覧は、 http://tug2.cs.umb.edu/ctan/ctansite.txtを参照してください。
dcフォントは、CTANサイトのfonts/dcディレクトリにあります。 (1996/04/11), (1996/08/08)

hints pLaTeX2e のクラスファイルを作成し直したい

つぎのコマンドを実行します。
    platex jclasses.ins
(1996/10/31)


バグ情報

こちらにに寄せられたバグ情報をまとめてあります。


■pTeX, pLaTeXのバグ情報

pTeXとpLaTeXの 最新版は「TeX ソースファイル」の ページから入手することができます。

question pLaTeX2e: ascmacパッケージの\Return, \returnコマンドを使ってもリターン記号が表示されない。

plib-{euc,jis,sj}.tar.gz に含まれている、ascgrp.mf, ascgrp.tfmに リターン記号の設定がありませんでした。 「pTeXのソース」から、 ascgrp.tar.gzをダウンロード後、展開すると ascgrp.mf と ascgrp.tfm という 二つのファイルができますので、それぞれを以下のディレクトリにあるファイル と置き換えてください。
ascgrp.mf --- $TEXMF/fonts/ascgrp/src
ascgrp.tfm --- $TEXMF/fonts/ascgrp/tfm
(1997/01/24)


question pLaTeX2e: verse 環境で“@centercr”という文字列が出力されてしまう

pLaTeX標準クラスファイル(jclasses.dtxから作成されます)のバグです。 jlcasses.dtxの2700行目付近のverse環境の定義を、以下のように修正し、 クラスファイルを作成し直してください。
    \newenvironment{verse}
      {\let\\\@centercr  %%% '\' を1つ削除
       \list{}{\itemsep\z@ \itemindent -1.5em%
               \listparindent\itemindent
               \rightmargin\leftmargin \advance\leftmargin 1.5em}%
               \item\relax}{\endlist}
(1996/10/31)


question pTeX: ときどきおかしな動作(禁則が崩れたり、文字幅が異常に狭くなったり)をする

以下のプロトタイプ宣言がないため、TeXの内部でデータの受け渡しがおかしくなる ことがあるようです。 つぎの3行をcoeace.addファイルに追加して、再コンパイルしてください。
    extern void settok(void);
    extern halfword mktok(short, char);
    extern quarterword getjfmpos(KANJIcode, short);
※なお、このバグは実行ファイルを作成するコンパイラに依存します。 (1996/06/04)


question pLaTeX: dtxファイルをコンパイルするとつぎのようなエラーが起きる
    ! Package doc Error: Checksum not passed (3820<>3849).

そのdtxファイルの先頭部分に書かれているCheckSumの値を正しい値 (この場合は3820を3894)に修正してください。
    修正前:% \CheckSum{3820}
    修正後:% \CheckSum{3894}
(1996/05/07)


question pLaTeX: landscape オプションを指定してもランドスケープモードで組まれない

pLaTeX標準クラスファイル(jclasses.dtxから作成されます)のバグです。 jlcasses.dtxの530行目から534行目までをつぎのように修正し、 クラスファイルを作成し直せば、正しい動作をするようになります。
    \if@landscape
      \setlength\@tempdima{\paperheight}
      \setlength\paperheight{\paperwidth}
      \setlength\paperwidth{\@tempdima}
      \setlength\@tempdima{\textheight}
      \setlength\textheight{\textwidth}
      \setlength\textwidth{\@tempdima}
    \fi
(1996/01/10)
pLaTeX2e <1996/03/05> 版で修正しました(1996/03/12)


question pTeX Windows NT版:数式モードがおかしくなる

コンパイラの最適化レベルによる影響のようです。 最適化レベルを下げて作成したバイナリを作成しましたので、 1995年12月20 午前7時以前に入手されたかたは、 最新バージョンを入手してくださいとのことです。 (1995/12/20)


question pLaTeX:dviprt のドキュメントをコンパイルしている途中で動作が止まる

現在、原因を調査中です(1995/12/12)
dviprt/dvioutのドキュメントをpLaTeX2e対応にすることで解決して いただきました。 (1996/05/07)


question pTeX:漢字のファイル名が使えない?

漢字ファイル名を扱えるようにするための パッチ ファイルを作成しました。バージョンは、2.1.4になります。 作り方は、付属のREADMEファイルを参照してください。 (1995/12/12)


question pTeX:文書をコンパイルしている途中で、"This can't happen (disc4)"という エラーが起きる

バージョン2.1.4で修正しました。 (1995/12/12)


question PLtoTF:GLUEKERNプロパティでCOMMENTプロパティが使えない?

PLtoTFのバグです。修正するための パッチファイルを 作成しました。 作り方は、付属のREADMEファイルを参照してください。 (1995/11/21)


question pLaTeX2e:互換モードの縦組みで、脚注がおかしくなる

互換モードでの、脚注コマンドを拡張していませんでした。 現在、そのほかのバグの修正も含めたパッチファイルを作成しています。 もうしばらくお待ちください。 (1995/11/21)
pLaTeX2e <1996/03/05> 版で修正しました。 (1996/03/12)


question pLaTeX2e:\Rensuji, \prensujiが使えない?

pLaTeX2e <1995/09/01>では、\rensuji, \Rensuji, \prensujiの3つの コマンドを\rensujiの一つにまとめましたので実装されていません。 \rensujiコマンドをお使いください。

互換モードでは、\Rensuji, \prensujiを使えるようにします。 とりあえずは、pl209.defの中で、

    \let\Rensuji\rensuji
    \let\prensuji\rensuji
としてお使いください。(1995/11/21)
pLaTeX2e <1996/03/05> 版で修正しました。 (1996/03/12)


question pLaTeX2e:\DeclareFixedFontで和文フォントを定義できない?

pLaTeX2e <1995/09/01>では、まだ日本語化をしていません。 次のバージョンで提供をします。(1995/11/21) pLaTeX2e <1996/03/05> 版で修正しました。 (1996/03/12)


question pLaTeX2e:\topmarginで設定した値が反映されない

plcore.ltx(ploutput.dtx)のつぎの箇所を修正し、 フォーマットファイルを作成してください。

修正前

\iftombow
     \@@paperwidth\paperwidth \advance\@@paperwidth 6mm\relax
     \@@paperheight\paperheight \advance\@@paperheight 16mm\relax
     \@@topmargin\topmargin \advance\@@topmargin 1in\relax
     \advance\@themargin 1in\relax
\fi

修正後

     \@@topmargin\topmargin
\iftombow
     \@@paperwidth\paperwidth \advance\@@paperwidth 6mm\relax
     \@@paperheight\paperheight \advance\@@paperheight 16mm\relax
     \advance\@@topmargin 1in\relax \advance\@themargin 1in\relax
\fi
(1995/11/21) , (1996/01/30)
pLaTeX2e <1996/03/05> 版で修正しました。 (1996/03/12)


question texmf/bibtex/jbib 以下のディレクトリにあるファイルがおかしい?

plib-sj.tar.gzとplib-jis.tar.gzに含まれている、 jbib以下のファイルがEUCコードのままでした。 (1995/11/14)


■mendexのバグ情報

mendexプログラムの 最新版は「TeX ソースファイル」の ページから入手することができます。

question preamble, postambleを複数行にわけて記述できない。

バージョン2.3eのバグです。 修正した版を mendex 2.3f として公開します。 (1996/12/09)


question つぎのような索引項目を正しく処理できない。
\indexentry{"\"!@verb+"\"!+}{10}

索引項目に含まれる「"\"」の部分の「\」をエスケープ文字として認識してしまう mendexのバグです。

ソースファイル fread.c の 76 行目ををつぎのように修正し、mendexを 作り直してください。

修正前

if (buff[j]==escape) {

修正後

if ((quo==0)&&(buff[j]==escape)) {
(1996/01/30) バージョン2.3fでは、この修正を施してあります。 (1996/12/09)


question EUCコンパイラでSJIS版を作れない

作れるようにした修正版を mendexk 2.3e として公開します。 また、このバージョンでは、同じ索引語の上限はメモリの空き容量に応じて、 動的に決定されます。 (1995/12/12)


question pldoc.idxを処理すると、つぎのようなエラーが起きる

This is mendex version2.3c [26-Oct-95].
Scanning input file pldoc.idx.
Error: Extra `=' in pldoc.idx, line 1834....done.(2412 entries accepted.)
2412 entries accepted.
1 error.
Nothing written in output file.
同じ索引語が64個以上になると、このようなエラーが起こります。 このエラーを回避するバージョンをmendexk 2.3dとして公開します。 (1995/11/14)


question pldoc.gloを処理すると、つぎのようなエラーが起きる

This is mendex version2.3c [26-Oct-95].
Scanning input file pldoc.glo.
Error: Extra `>' in pldoc.glo, line 1....done.(26 entries accepted.)
26 entries accepted.
1 error.
Nothing written in output file.
pldoc.gloの1行目の"<"がエラーを起こしています。 とりあえず、pldoc.gloの1行目を削除して、再度 mendex で処理してください。

この行は、plvers.dtxをコンパイルして出力された行です。 plvers.dtxの修正版は、次期バージョンで提供します。 (1995/11/14)


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