JPLファイルだけで有効なプロパティです。
JFMファイルのglue/kernテーブルに収めるプログラムを記述します。
PLファイルのLIGTABLEと似ていますが、
LIGの代わりにGLUEを用いるところが異なります。
下位のプロパティには、つぎのようなものがあります。
- LABEL 1バイト長の整数値
char_typeのプログラムを開始することを示します。
整数値は、そのフォントに存在するchar_typeの値を指定します。
少なくとも一つのGLUEまたはKRNコマンドを
含めねばいけません。
- GLUE 1バイト長の整数値と3つの実数値
GLUEKERNプログラムの中で、現在のchar_typeと、
1バイト長の整数値で指定されたchar_typeの間に挿入するグルーを
自然長、伸び長、縮み長の3つの実数値で指定します。
- KRN 1バイト長の整数値と実数値
(KRN c r)
は、次の文字が「c」であれば、
現在の文字と「c」の間に幅「r」の空白を挿入することを示します。
「r」の値はデザインサイズを単位にし、負の値を設定することもできます。
文字「c」はそのフォントに存在する文字です。
- STOP
glue/kernプログラムの終了を示します。このプロパティは、
GLUEまたはKRNのどちらかのうしろに続けます。
LABEL, STOP, SKIPのうしろには指定できません。
- SKIP 0から127までの範囲の値
GLUEまたはKRNに指定した値が飛び越された後の
glue/kernプログラムの続きを指定します。GLUEとKRN構造の
うしろの数は、ここで記述された量よりも多くある必要があります。
関連項目:数値表現,
LIGTABLE,
CHARSINTYPE,
TYPE
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[JPLファイルの例]